2015-08-23
田舎に帰省して置きっぱなしになってるマンガを久し振りに読んで来た。その2
永井豪『バイオレンスジャック』ゴラク版
正月に朱紗編(ハイパーグラップル編)まで読んでたので残りを一気に読破。
『バイオレンスジャック』オリジナルキャラ以外にも、様々な永井豪作品のキャラクターがゲスト出演して、さながら「スーパー永井豪大戦」の様相を呈するこの作品の中で、特筆するくらい早乙女門土と身堂竜馬は(講談社版の頃から)ゲスト感が無いなーと思っていたのだけど、『ガクエン退屈男(カラー完全版)』を買ってようやく作品自体を読むことが出来、瞬時に理解出来た。
『バイオレンスジャック』って『ガクエン退屈男』じゃん。
関東地獄地震こそ起きてないけど世界観一緒の作品なんですね。
ある意味『ガクエン退屈男』の完結編。
『バイオレンスジャック』は『ガクエン退屈男』から分岐して出来たもうひとつの作品『デビルマン』にも帰結するし。
(『デビルマン』の前身は『魔王ダンテ』と言われてそう思い続けてましたが、カラー完全版を読んで、実は『ガクエン退屈男』+『魔王ダンテ』が『デビルマン』なのか。と思った。)
個人的には『バイオレンスジャック』は講談社版はスゲー好きだけどゴラク版でのデビルマンオチは許せない側の人なので、せめて「スーパー永井豪三国志」で終わらせて欲しかったと今でも思っているのですが、作品の成り立ちからデビルマンオチに帰結してしまうロジックが理解出来た分、あの当時の悪い意味の衝撃はやわらいだように思えました。
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