『赤毛のアン』と『リーガルハイ』
2013-11-02


……ところでアン・シャーリーのあの、やたらと早口で自己中な妄言をまくし立てる口調は誰かに似てるなー。と思った所、今だと『リーガルハイ』の古美門 研介(堺雅人)にそっくりだと判明。

例えばアンが言いそうなセリフを書き出してみる。

「ねえマリラ。わたしね、脚をくじいて外へ出掛けられないなんてどれだけ不幸なんだろう。こんなに空が青く、小鳥が幸せそうにささやいているというのにそれをお日様の元で躰全体で受け止めることが出来ないなんて、神様はもうわたしのことを見放しになられたんだわ。そう思うと絶望したの。
でもねマリラ。ベットから動けないのもそんなに悪くないって思うのよ。
だって、わたしの心からの親友のダイアナが、毎日のようにお見舞いに来てくれるんですもの!
こんなに嬉しいことはないわ!
おおダイアナ! わたしはもしも世界が終わろうとも、あなたと永遠に親友で居続けることでしょう!」
「あたしはあなたのその止まらないおしゃべりより、小鳥のささやきを聞いてる方がなんぼかましだけどね」
「ねぇマシュウ。マシュウはどう思う?」
「そうさのう……」

  ↓ ↓ ↓

これを『リーガルハイ』の古美門に変換してしゃべらせてみる。

「黛くん。わ〓たしはね、『脚をくじいて外へ出掛けられないなんてどれだけ不幸なんだろう。こ〓〓んなに空が青く、小鳥が幸せそ〓うにささやいているというのに、それをお日様の元で躰全体で受け止めることが出来ないなんて、ああ神様はもうわたしのことを見放しになられたんだわ。そう思うと絶望したの』なーんて頭にお花畑が広がってるようなコトを言うような女子供がだいっっ嫌いなんだ。
そもそもだよ。
空が青いからと言って幸せとは限らない。雨が降るから作物は育つ。
晴天が1年中続いてみたまえ。大地は干からびてやがて砂漠になってしまうじゃないか。
小鳥だってそう。
ヤツラは道端に撒かれてる酔っぱらいのゲロを平気でついばんでエサとして食すような生き物だ。
そんな小汚い生物がピーチクパーチクさえずっていたからと言って、何を気にする必要があると言うんだね。
まったく気にする必要なんぞ、これっポッチもあるわけがない!
そんなコトより親友のダイアナだ。
ダイアナが動けないアンの元にかいがいしく通ってくれる。
将来への打算。はたまた献身という名の自己欺瞞。その動機がいかほどのモノであったとしてもだ。
毎日通ってくれるという“事実”が重要なのだよ。
もしも世界が終わろうとも、親友という名の下僕を手に入れたアンこそが! 
正に“勝・ち・組”というワケだ。
何か問題でも?」
「古美門先生! その腐り切った解釈、何とかなりませんか!」
「バカと話してても時間の無駄だ。服部、君はどう思う?」
「そうですね……」


どうでしょう?
どーでしょうって言われてもねぇ?(笑)
それぞれをそれぞれの声で読んでもらえると幸い。
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